ティファニー!世界のスタンダードを作り続ける青の使者!ハイジュエラーの代名詞!part6
こんにちは。
Blue Net Jewelryの青柳です。
今日は、ティファニーは『ジュエリー以外でもこんな物を作ってた!』という色んな業績について書いていきますね。
アメリカを代表するブランドになったティファニーは様々な分野から注文を受け、米国史の重要な節目に立ちあってきました。
南北戦争時代には式典用の剣を製作。
議会勲章やドル紙幣のデザインを担当する。
またホワイトハウスで使用される陶器、各国から訪れる要人たちへの贈品、ファースト レディのためのジュエリーも、大統領からの依頼を受けデザインしてきました。
出典:www.tiffany.co.jp
南北戦争直前、使える武力を持たなかった北軍に対し、ティファニーはヨーロッパから多くの刀剣、銃を調達し提供しました。
そしてジュエラーらしく、ファラガット提督やグラント将軍、シャーマン将軍に宝石をちりばめた剣を献呈。
日本でもおなじみのミニエー銃の改良型であるエンフィールド銃を収めていました。
さらに戦時中は装飾品は売れないので、代わり手術道具などを提供。
これら国への貢献により、徴兵制度に不公平感を持つアイルランド人が暴動を起こしたときも軍に店を守ってもらうことに成功します。
そして南北戦争が終わった後は、余った銃を日本の明治維新の際に長州や薩摩という雄藩に高額で売りつけたというものも興味深い話です。
戦争が始まると刀剣や銃、手術道具を販売し、戦争が終わったら銃を必要としている日本に高値で売りつける。
その時代時代に適応する力に長けていた『ティファニー』。
国内だけではなく世界情勢に目を向けて成功し、その時に得た潤沢な資金をジュエリーに充ててまた成長する。
経営者として素晴らしい戦略ですね。
出典:wedding.25ans.jp
1861年、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン大統領は就任を前に、妻のメアリーにティファニーのシード・パールのネックレスを贈りました。
『シード・パール』
2mm以下の小粒の真珠の総称。
中世からルネッサンス期にかけては、ダイヤモンドよりも貴重なものとされていました。
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1880年代にティファニーがデザインした合衆国印章は、現在も米ドル紙幣に使用されています。
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第三十六代大統領 リンドン・B・ジョンソン大統領とレディーバード夫人のために、ティファニーはホワイトハウスの食器製作をデザインしました。
トロフィー作製でスポーツ界へ貢献
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30年以上にわたり、ティファニーは全米オープンテニスの優勝トロフィーを製作。
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NFLスーパーボウルのヴィンス・ロンバルディ・トロフィーは、1967年以来ティファニーがデザインと製作を担当しています。
完成まで72時間かかり、トロフィーは毎年一つずつ作られるため優勝旗などと違ってトロフィー返還の義務はありません。
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ティファニー社の職人が200時間以上の時間をかけて制作した、WBCの優勝トロフィー。
ボールを中心に「世界に広がる野球」をイメージして作られました。
通常、レプリカを使用するが、WBCトロフィーは本物を使用しています。
重さは30ポンド(約13.6キロ)と、ズシリとした重さである。
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ポロ・チャンピオンシップのトロフィー、トリプル・クラウン。
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初めは1909年にインディアナポリス500のために製作を依頼されました。
ティファニーのトロフィーは世界最高峰の代名詞でもあり、スポーツの頂点を極めた者に贈られる最高の勲章と言えるでしょう。
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MLBで有名なニューヨークヤンキースのロゴもティファニーのデザイン。
もともとは殉職したニューヨーク市警の警官に贈る名誉勲章メダルのデザインとして作られたものでした。
元ニューヨーク市警察署長が球団オーナーの一人だったことから、のちにヤンキースのロゴマークに採用されることになったのです。
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NYマンハッタンの玄関ともいうべき巨大ターミナルであるグランドセントラルステーション。
天井全体がティファニーブルーでとても綺麗ですが、実際ティファニーが手掛けたのはグランドセントラルステーションの正面の外壁にはめ込まれている時計。
しかもこれは世界最大の大きさのティファニー時計です。
時計の文字盤の部分がステンドグラスでできています。
ルイス・コンフォート・ティファニーの作品です。
歴代大統領との関わり
上の文に書いた以外にも歴代大統領とティファニーは大きな関わりあいがあります。
第35代ケネディ大統領
初めて息子が生まれた際にティファニーの名デザイナー、ジーン・シュランバーゼーにベリーブローチを作らせ、妻であるジャクリーン・ケネディはそれを長年愛用していた。
第44代オバマ大統領
2013年にエリザベス女王の載冠60年の式典に出席した時に1950年代のティファニー製シルバーコンパクトを贈ったというエピソードも紹介。
第45代トランプ大統領
ニューヨーク本店の後ろにそびえ立つ58階建てのトランプ・タワーは、ティファニーのビルの7階建てから上の空中権を37年前に約10億4500万円で購入。
そして目の前のセントラルパークが見渡せるすばらしい眺望を手に入れていれた。
ティファニーは他にも、黒船で日本を訪れたペリー提督の身につけていた装飾品など、歴史的な人物へ製品を提供し、アメリカ近代史を飾ってきました。
アメリカが生んだ最高峰のジュエリーブランドである所以が国との関わり合いで分かるような気がしますね。
長くなったので今日はこの辺にしておきます。
ティファニーについて勉強して、ジュエリーのことがもっと好きになりました。
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